The Ethnic Cleansing of Palestine

1948年を記述する新しい方法として「民族浄化」という視点を提起した一冊。著者はパレスチナ難民の発生を1948年戦争の単なる随伴的帰結とは捉えず、シオニズムに包含された原罪性が「ナクバ」を引き起こしたとして、シオニストによる責任の所在を明らかにしようとした。(佐藤寛和)