委任統治期

(パレスチナ事典:第二版) الموسوعة الفلسطينية

パレスチナ問題に関するあらゆる情報を集めたパレスチナ事典の第二版である。1984年発行の第一版(4巻本)と比較して内容がさらに充実し、7巻本となっている。それぞれの巻は、項目毎にまとめられ、研究者による詳細な説明、論考が […]

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(パレスチナ民族主義運動・1935~1939年:アクラム・ズアイタルの日記より) حركة الوطنية الفلسطينية 1935-1939: يوميات أكرم زعيتر

アクラム・ズアイタル文書集と対になる書籍であり、アラブ大反乱(パレスチナ大革命)の姿を伝える貴重な資料である。本書籍を参照した日本語による研究として藤田進による『蘇るパレスチナ』がある。(鈴木啓之)

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(パレスチナにおける政治的指導者と諸組織:1917~1948年) القيادات و المؤسسات السياسية في فلسطين 1917-1948

イギリス委任統治下のパレスチナにおける政治活動を扱った900ページを超える大著である。オスマン帝国末期からイギリス委任統治開始、ハーッジ・アミーン・フサイニーの登場、アラブ大反乱(パレスチナ大革命)、第二次世界大戦、第一 […]

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(離散の前:写真に納められたパレスチナ人の歴史、1876~1948年) قبل الشتات: التاريخ المصور للشعب الفلسطيني 1876-1948

撮影された写真を時代ごとに整理した資料集である。現代の視点から見れば、驚くほど変わっていないものとすっかり豹変してしまったものが入り交じっている印象を受ける。戦争や戦闘に関する写真も多いが、農村の風景やヤーファーの良港、 […]

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A broken trust : Herbert Samuel, Zionism and the Palestinians 1920-1925

近年、第一次大戦100周年を目前にして、委任統治領パレスチナに関する研究書が多く発刊されている。本書は委任統治領パレスチナを扱う研究のなかでも、現在のパレスチナ/イスラエルの間にある非対称の紛争構造を考える上で重要な研究 […]

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アラブの解放

文学から歴史、政治声明、インタビュー、論考など、非常に幅広くパレスチナ問題を取り上げた書籍であり、「中東紛争」を「パレスチナ問題」として日本社会に提起した(冒頭の著者による「まえがき」に拠る)。 タウフィーク・ザイヤード […]

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Popular Resistance in Palestine: A History of Hope and Empowerment

ビールゼイト大学教員であり、自身も活動家としてのキャリアを持つ著者による抵抗運動史研究である。20世紀前半から21世紀前半までと長期間を扱うが、多くの先行研究を踏まえつつ自身によるインタビューで裏付けなども行っており、参 […]

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蘇るパレスチナ:語りはじめた難民たちの証言

ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ人の平和な関係が、シオニズムの急進化により壊され、「アラブ人とユダヤ人」という構図に書き換えられていく様子が描かれている。政治学的な視点を採用する研究が多いなかで、本書は人々の視点からパレス […]

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