集合的記憶
シャティーラの記憶:パレスチナ難民キャンプの70年
2022年3月26日
レバノンの首都ベイルートにあるパレスチナ難民キャンプ「シャティーラ」で150人近くに聞き取り取材をした書籍です。書籍のなかに登場する人物も80人ちかく、丹念な取材に裏打ちされた既述が印象的な一冊です。
犠牲者としてのユダヤ人/パレスチナ人を超えて:ホロコースト、イスラエル、そしてパレスチナ
2013年3月22日
いわゆるポスト・シオニズムの諸研究に触発されながら、イスラエル社会の犠牲者像の所在やその変容について概観した論文。建国当初、イスラエル社会においてホロコースト生存者に対する視線には冷たいものがあった。自立的なユダヤ人を目 […]
Palestinian Village Histories: Geographies of the Displaced
2013年2月26日
1948年のナクバのなかで破壊されたパレスチナ人村落にかんする歴史書は、これまでに約120冊が出版されてきた。これらの歴史書はディアスポラのパレスチナ人の地縁・血縁ネットワークを通じて編集・配布されているため、長らくその […]
Why Secularism Fails? Secular Nationalism and Religious Revivalism in Israel
2013年1月2日
イスラエルの政治・社会・文化を理解する上で、世俗主義、宗教(ユダヤ教)、ナショナリズム(シオニズム)の関係を考察することは不可欠である。本論考は、世俗ナショナリズムとして始まったシオニズムが世俗主義には結実せず、逆に「世 […]