イギリス
Is America "Different?" A Critique of American Jewish Exceptionalism
2013年5月25日
20世紀後半からBen Halpernをはじめとした歴史家の間で共有される傾向にあるアメリカ・ユダヤ史例外論を、最新のヨーロッパ・ユダヤ史の成果に基づきながら退ける意欲的論文。この例外論とは、ユダヤ史のなかでアメリカでは […]
The Zionist Peril
2013年3月3日
本論文は、英国ユダヤ教徒社会のなかでも、学者、外交担当者として当時もっとも有名な名士のひとり、ルシアン・ウルフによるシオニズム運動批判の論文である。ウルフはブリタニカ百科事典で「シオニズム」や「反セム主義」の項を執筆して […]
Nationalism and Its Alternatives in the International Arena: The Jewish Question at Paris, 1919
2013年3月3日
本論文は、第一次大戦後、パリ講和会議において大きな議論となったマイノリティ問題とこの議論の進展に貢献した欧米ユダヤ教徒諸代表団の外交を扱ったものである。 著者のLeveneは、このマイノリティ問題の議論においてなぜ欧米ユ […]
War, Jews, and the new Europe : the diplomacy of Lucien Wolf, 1914-1919
2013年3月3日
<p>英国のパレスチナ委任統治以前の時期、特に1917年のバルフォア宣言の時期を扱う研究の多くは、英国がパレスチナを確保しようとした動機の分析において主としてシオニストと英国政府の関係を検討している。そのため […]
宗教学から見た近代ユダヤ人のアイデンティティ――近代国民国家と宗教の定義――
2013年1月3日
本論考は、ユダヤ教・ユダヤ史を近代主義の問題として捉えなおすという問題意識から編纂された論文集の一章。西欧近代において「宗教」「民族」などの新たな法律概念・政治概念がどのように「ユダヤ教(Judaism)」を規定し、現代 […]
The Jews of Britain 1656 to 2000
2012年9月26日
近代初期のイギリス・ユダヤ史専門家による近現代イギリス史の通史。念頭に置かれているのは、それまでヨーロッパ・ユダヤ人の成功例として単一のストーリーに収められがちだった歴史の多様性を救い出すという点である。ただ、他の地域の […]