教育

Facts on the Ground

本書はミシェル・フーコー、エドワード・サイードらによる制度としての学問の対象化の作業、および「学問の客観性」こそが極めてヨーロッパ中心主義的であるとの提起をふまえ、パレスチナ/イスラエルにおける考古学を対象とした(ポスト […]

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Peaceful Resistance: Building a Palestinian University under Occupation

パレスチナ被占領地ビールゼイト大学学長であるガビ・バラムキ(ジャービー・バラームキー)による自叙伝的論考である。被占領地で最初の4年生大学としてビールゼイト大学がラーマッラー郊外のビールゼイト村に設立される過程や、その後 […]

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In Search of Leadership: West Bank Politics since 1967

被占領地パレスチナ(特にヨルダン川西岸地区)における指導者層の形成や変化を検討した研究書である。名望家層や市長らにとどまらず、学生組織に関する分析も含む点が興味深い。学生組織に関しては、特に長らく学生動員を独占していた共 […]

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(域内のパレスチナ民衆:インティファーダの政治的、経済的、社会的影響) الشعب الفلسطيني في الداخل: خلفيات الإنتفاضة السياسية و الاقتصادية و الاجتماعية

日本語訳『域内のパレスチナ民衆:インティファーダの政治的、経済的、社会的影響』 複数の学術論文から構成される編著であり、パレスチナ被占領地(ヨルダン川西岸地区およびガザ地区)とイスラエルにおけるインティファーダの影響を多 […]

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Ethnocracy: Land, and the Politics of Identity Israel/Palestine

本著の特徴は、イスラエルとパレスチナを一つの構造分析の中に捉え、その地理・政治・文化・社会・経済的ダイナミクスを、「エスノクラシー(Ethnocracy)」という概念で総合的に分析する点にある。エスノクラシーとは、民主主 […]

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Why Secularism Fails? Secular Nationalism and Religious Revivalism in Israel

イスラエルの政治・社会・文化を理解する上で、世俗主義、宗教(ユダヤ教)、ナショナリズム(シオニズム)の関係を考察することは不可欠である。本論考は、世俗ナショナリズムとして始まったシオニズムが世俗主義には結実せず、逆に「世 […]

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The Educational Philosophy and Curriculum of the Palestinian Nationalist Movement: From Arab Palestine to Arab-Islamic Palestine

パレスチナ自治政府の教育原理(1998年)と学校カリキュラム(2000-2006年)の分析に基づいて、パレスチナの教育がイスラーム化を強めていることを提示。それが、イスラームを民衆動員のシンボルと位置づけつつ世俗色も同時 […]

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