軍事・治安
(パレスチナドキュメント・プロジェクトHP)أوراق : مشروع الأرشيف الفلسطيني
ラーマッラー郊外に位置するパレスチナのビールゼイト大学が公開するウェブドキュメントのホームページである(http://awraq.birzeit.edu/)。個人文書、歴史的出来事に関する一次資料、各組織による政治声明、 […]
中東戦争とイスラエル
日本の現代イスラエル研究第一人者により、第三次中東戦争直後に執筆された2部作の論文。シオニズムとイスラエル・ナショナリズムの本質まで切りこむ深い考察が加えられている。 論文第1部の前半は、第三次中東戦争開始直前のイスラエ […]
International Assistance to the Palestinians after Oslo: Political guilt, wasted money
本書は、1993年に締結されたオスロ合意以降、国際連合や世界銀行の主導で形成された国際援助体制がパレスチナ/イスラエル問題に及ぼす影響に焦点を当てた研究である。ここでは、1993年のオスロ合意によって始まった和平プロセス […]
The Ethnic Cleansing of Palestine
歴史家イラン・パペが1948年のナクバに関してまとめた歴史書。タイトル通り、ナクバをパレスチナにおける「民族浄化」と捉え、それが偶然の積み重ねや場当たり的になされた命令の結果として起きたのではなく、マスタープランが存在し […]
(パレスチナ事典:第二版) الموسوعة الفلسطينية
パレスチナ問題に関するあらゆる情報を集めたパレスチナ事典の第二版である。1984年発行の第一版(4巻本)と比較して内容がさらに充実し、7巻本となっている。それぞれの巻は、項目毎にまとめられ、研究者による詳細な説明、論考が […]
The Arabs in Israel
イスラエル国籍を付与されてイスラエル領内で生活するパレスチナ人(48年アラブ/イスラエル・アラブ)について、歴史的背景、社会構成とその変容、政治活動や政治意識、メディアや文化状況などを概観した書。刊行当時では48年アラブ […]
Behind the Intifada: Labor and Women’s Movements in the Occupied Territories
パレスチナにおける1987年インティファーダの動員力を、労働組合と女性団体の活動から説得的に分析した研究書である。著者自身が長期のインターンによってパレスチナ被占領地に滞在して収集した豊富な資料から、非常に詳細な事実関係 […]
(パレスチナの抵抗:レバノン侵攻からインティファーダまで) المقاومة الفلسطينية بين غزو لبنان و الإنتفاضة
日本語訳『パレスチナの抵抗:レバノン侵攻からインティファーダまで』 パレスチナ被占領地(ヨルダン川西岸地区およびガザ地区)における抵抗運動を、1982年のレバノン侵攻から1987年のインティファーダまで扱った研究書。19 […]
(ファタハ:アースィファからアル=アクサー大隊まで) حركة فتح من العاصفة إلى كتائب الأقصى
日本語訳『ファタハ:アースィファからアル=アクサー大隊まで』。 PLO最大党派であるファタハ(パレスチナ解放運動)に関して、創設期(1965年)からアル=アクサー・インティファーダ(第二次インティファーダ:2000年~) […]
Hollow Land: Israel's Architecture of Occupation
本書は、長年イスラエルの人権団体に関わった建築家が著した、パレスチナ被占領地の複雑な空間構造と権力構造を包括的に分析した文献。本書の独自性は、イスラエル政府と軍がイデオロギー的・戦略的な目標を実現するために占領地に「構造 […]
Ethnocracy: Land, and the Politics of Identity Israel/Palestine
本著の特徴は、イスラエルとパレスチナを一つの構造分析の中に捉え、その地理・政治・文化・社会・経済的ダイナミクスを、「エスノクラシー(Ethnocracy)」という概念で総合的に分析する点にある。エスノクラシーとは、民主主 […]
Israel, A Colonial-Settler State?
パレスチナへのシオニストの移民・入植と、その結果生まれたイスラエルを「植民地主義的な入植国家」として分析することを提唱した先駆的研究。 著者は、パレスチナでのイスラエル国家建設を「19 世紀と20 世紀におけるヨーロッパ […]
For the Land and the Lord: Jewish Fundamentalism in Israel
1967年以降にイスラエルで興隆したとされるユダヤ教原理主義について考察した学術書。 特に著者は、1967年戦争と西岸地区・ガザ地区の占領によって、イスラエル国家が、民族的誇り・親密さ・献身を特徴とする国から共同体の運命 […]
Why Secularism Fails? Secular Nationalism and Religious Revivalism in Israel
イスラエルの政治・社会・文化を理解する上で、世俗主義、宗教(ユダヤ教)、ナショナリズム(シオニズム)の関係を考察することは不可欠である。本論考は、世俗ナショナリズムとして始まったシオニズムが世俗主義には結実せず、逆に「世 […]
Zionism and Colonialism: A Comparative Approach
植民地主義およびユダヤ人移民とパレスチナ人の接触を分析の中心に据えてイスラエルの政治社会史を考察した論考。これまでのイスラエルの政治社会史は、シオニスト移民の物語とパレスチナ人とユダヤ人移民の接触の物語を別個に扱う「他者 […]