パレスチナ/イスラエル紛争史

蘇るパレスチナ:語りはじめた難民たちの証言

ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ人の平和な関係が、シオニズムの急進化により壊され、「アラブ人とユダヤ人」という構図に書き換えられていく様子が描かれている。政治学的な視点を採用する研究が多いなかで、本書は人々の視点からパレス […]

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The Birth of Israel: Myths and Realities

シオニストによって形成されたイスラエル建国期の「神話」を暴こうと試みた歴史書。本文献は主に7つの「神話」を挙げており、いわゆる「1948年論争」を考察する上では一読の価値を有するものである(佐藤寛和)。

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The Dispersion of Egyptian Jewry: Culture, Politics, and the Formation of a Modern Diaspora

1948年以降のエジプト・ユダヤ人の動向を、新生イスラエル国家やシオニズムとの関係のなかで描く。アラブ地域のユダヤ人の歴史もイスラエルに収斂させる従来のシオニズム史観に対して、建国後もエジプトと共に歩んだ者や、エジプト系 […]

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The Palestine-Israel Conflict: A Basic Introduction, 2nd edn.

イスラエル・パレスチナ紛争に関する概説。薄い本だが、各章の要点や論争となってることをイタリックで提示したうえで本論に入る形で、よく整理されていてわかりやすい。(鶴見太郎)

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中東和平への道(世界史リブレット)

主に第1次大戦からオスロ合意までの時期に関する政治史を中心とした、シオニスト/イスラエル・パレスチナ/アラブ関係の概説書。欧米と中東との歴史的関係性から論が立ち上げられ、概説ながら複合的な視座を得ることができる(鶴見太郎 […]

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