ナクバとパレスチナ・ナショナリズム
(パレスチナ事典:第二版) الموسوعة الفلسطينية
2013年4月6日
パレスチナ問題に関するあらゆる情報を集めたパレスチナ事典の第二版である。1984年発行の第一版(4巻本)と比較して内容がさらに充実し、7巻本となっている。それぞれの巻は、項目毎にまとめられ、研究者による詳細な説明、論考が […]
(離散の前:写真に納められたパレスチナ人の歴史、1876~1948年) قبل الشتات: التاريخ المصور للشعب الفلسطيني 1876-1948
2013年3月4日
撮影された写真を時代ごとに整理した資料集である。現代の視点から見れば、驚くほど変わっていないものとすっかり豹変してしまったものが入り交じっている印象を受ける。戦争や戦闘に関する写真も多いが、農村の風景やヤーファーの良港、 […]
Popular Resistance in Palestine: A History of Hope and Empowerment
2013年2月20日
ビールゼイト大学教員であり、自身も活動家としてのキャリアを持つ著者による抵抗運動史研究である。20世紀前半から21世紀前半までと長期間を扱うが、多くの先行研究を踏まえつつ自身によるインタビューで裏付けなども行っており、参 […]
Nakba: Palestine, 1948, and the Claims of Memory
2012年12月3日
ナクバの記憶がパレスチナ人離散社会のなかで果たす役割を、語りの困難さとの葛藤のなかに置きながら考察する論文集。トラウマ、ジェンダー、「現在」との距離、ナショナル・イメージとの間の葛藤などといった、語りを困難にする要件を浮 […]
蘇るパレスチナ:語りはじめた難民たちの証言
2012年9月7日
ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ人の平和な関係が、シオニズムの急進化により壊され、「アラブ人とユダヤ人」という構図に書き換えられていく様子が描かれている。政治学的な視点を採用する研究が多いなかで、本書は人々の視点からパレス […]