Comprehensive Yiddish-English Dictionary

これまでもっとも包括的と言われてきたイディッシュ語・フランス語辞書、Yitshok Niborski, et.al., ed., Dictionnaire Yiddish-Français (Paris: Bibliot […]

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The Zionist/Jewish and Palestinian/Arab National Movements: The Question of Legitimacy—a Comparative Observation

パレスチナ/イスラエルにおける紛争を、「シオニスト/ユダヤ」と「パレスチナ/アラブ」の間の対立と定義したうえで、双方の敵もしくは「正統な」交渉相手に関する認識をおおむね標準的な形で描いている論文。両者を対等なものとして描 […]

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犠牲者としてのユダヤ人/パレスチナ人を超えて:ホロコースト、イスラエル、そしてパレスチナ

いわゆるポスト・シオニズムの諸研究に触発されながら、イスラエル社会の犠牲者像の所在やその変容について概観した論文。建国当初、イスラエル社会においてホロコースト生存者に対する視線には冷たいものがあった。自立的なユダヤ人を目 […]

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Compact Memory (Die Welt等のドイツ語ユダヤ系新聞のデータベース)http://www.compactmemory.de/

世界シオニスト機構のドイツ語機関紙Die Weltや東欧ユダヤ人に関する記事を主題としたOst und Westなども全号無料で閲覧できるサイト(右クリック→画像を保存 で画像として保存できる)。ロシア・東欧のヘブライ語 […]

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The Arabs in Israel

イスラエル国籍を付与されてイスラエル領内で生活するパレスチナ人(48年アラブ/イスラエル・アラブ)について、歴史的背景、社会構成とその変容、政治活動や政治意識、メディアや文化状況などを概観した書。刊行当時では48年アラブ […]

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Speak, Bird, Speak again: Palestinian Arab Folktales

パレスチナを代表する著名な社会学者(ムハッウィー)と人類学/民俗学者(カナーアナ)が1978年から80年にかけてパレスチナのガリラヤ・ガザ・ヨルダン川西岸地区で収集し、約10年を費やして精密に調査・分類を行い、詳細な註を […]

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Rising Dust: A Cultural History of Dance in Palestine

オーストラリア出身のダンサー/コレオグラファーによる、パレスチナにおけるダンスの通史。パレスチナのダンスの起源にこだわり最古の文書記録として3800年前のマリ王ジムリリムの書簡や聖書における記述などの紹介から始めているの […]

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(パレスチナ民族主義運動文書集・1918~1939年:アクラム・ズアイタル資料より) وثائق الحركة الوطنية الفلسطينية 1918-1939: من أوراق أكرم زعيتر

イギリス委任統治期におけるアラブ大反乱(パレスチナ大革命)までの文書や声明を集めた資料集である。巻末に文書の写真あり。各地の民族主義団体による声明、アラブ高等委員会による声明などが収録されている。(鈴木啓之)

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(パレスチナ民族主義運動・1935~1939年:アクラム・ズアイタルの日記より) حركة الوطنية الفلسطينية 1935-1939: يوميات أكرم زعيتر

アクラム・ズアイタル文書集と対になる書籍であり、アラブ大反乱(パレスチナ大革命)の姿を伝える貴重な資料である。本書籍を参照した日本語による研究として藤田進による『蘇るパレスチナ』がある。(鈴木啓之)

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(パレスチナにおける政治的指導者と諸組織:1917~1948年) القيادات و المؤسسات السياسية في فلسطين 1917-1948

イギリス委任統治下のパレスチナにおける政治活動を扱った900ページを超える大著である。オスマン帝国末期からイギリス委任統治開始、ハーッジ・アミーン・フサイニーの登場、アラブ大反乱(パレスチナ大革命)、第二次世界大戦、第一 […]

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בין ציונות מדינית לציונות מעשית: התנועה הציונית ברוסיה בראשיתה〔政治的シオニズムと実践的シオニズムの間:ロシアにおける初期のシオニズム〕

ヘルツル時代のロシア帝国系シオニズムを扱ったほぼ唯一の研究書。さまざまな潮流のシ オニズムに目を配っているが、とりわけ、ヘルツルら西欧系とのイデオロギー的な緊張関係や、ロシア帝国内での活動(いわゆる Gegenwarts […]

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Land and Power: The Zionist Resort to Force, 1881-1948

シオニズムにおける防衛の精神を中心に、建国前の時期に関して詳細に検証したモノグラフ。 ポグロムなどに対する防衛など移民前のシオニストの経験、とりわけ、それが無抵抗な伝統的ユダヤ共同体指導層に対する苛立ちや反発を伴ってイデ […]

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(パレスチナ刺繍:伝統的な「農村の技」) التطريز الفلسطيني: "غرزة الفلاحي" التقليدية

「カワール・コレクション」で著名なウィダード・カワールによるカラーの刺繍図録である。各地域に伝統的な刺繍の定型を見比べることができるが、時代ごとの変遷も扱っており、「インティファーダ刺繍(長衣)」など興味深いものも収録さ […]

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(離散の前:写真に納められたパレスチナ人の歴史、1876~1948年) قبل الشتات: التاريخ المصور للشعب الفلسطيني 1876-1948

撮影された写真を時代ごとに整理した資料集である。現代の視点から見れば、驚くほど変わっていないものとすっかり豹変してしまったものが入り交じっている印象を受ける。戦争や戦闘に関する写真も多いが、農村の風景やヤーファーの良港、 […]

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(忘却せぬために:イスラエルによって1948年に破壊された村、そして犠牲者)كي لا ننسى: قرى فلسطين التي دمرتها اسرائيل سنة 1948 و اسماء شهداء

ワリード・ハーリディーの編集により、1948年にイスラエルによって破壊された村々の名前や地図上の位置、土地所有者の割合(アラブ人、ユダヤ人、共有地)、土地の使用形態(農地など)、1931年と1944年次点での各村の住民人 […]

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The great war and the birth of the modern passport system

本論文はパスポートの歴史の専門家による、第一次大戦期に生まれた近代パスポートシステムに関する論考である。 本論文では、パレスチナ/イスラエルに関する議論は出てこない。しかし、第一次大戦の所産である委任統治領パレスチナとイ […]

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Jewish Encyclopedia.com

1901年から1906年にかけて発刊された浩瀚なJewish Encyclopediaのオンライン版。原著の高解像度スキャニングデータも閲覧できる。唯一残念なのは、原著で掲載されていたページの情報が表記されていない点であ […]

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The Zionist Peril

本論文は、英国ユダヤ教徒社会のなかでも、学者、外交担当者として当時もっとも有名な名士のひとり、ルシアン・ウルフによるシオニズム運動批判の論文である。ウルフはブリタニカ百科事典で「シオニズム」や「反セム主義」の項を執筆して […]

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A broken trust : Herbert Samuel, Zionism and the Palestinians 1920-1925

近年、第一次大戦100周年を目前にして、委任統治領パレスチナに関する研究書が多く発刊されている。本書は委任統治領パレスチナを扱う研究のなかでも、現在のパレスチナ/イスラエルの間にある非対称の紛争構造を考える上で重要な研究 […]

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Nationalism and Its Alternatives in the International Arena: The Jewish Question at Paris, 1919

本論文は、第一次大戦後、パリ講和会議において大きな議論となったマイノリティ問題とこの議論の進展に貢献した欧米ユダヤ教徒諸代表団の外交を扱ったものである。 著者のLeveneは、このマイノリティ問題の議論においてなぜ欧米ユ […]

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War, Jews, and the new Europe : the diplomacy of Lucien Wolf, 1914-1919

<p>英国のパレスチナ委任統治以前の時期、特に1917年のバルフォア宣言の時期を扱う研究の多くは、英国がパレスチナを確保しようとした動機の分析において主としてシオニストと英国政府の関係を検討している。そのため […]

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Palestinian Village Histories: Geographies of the Displaced

1948年のナクバのなかで破壊されたパレスチナ人村落にかんする歴史書は、これまでに約120冊が出版されてきた。これらの歴史書はディアスポラのパレスチナ人の地縁・血縁ネットワークを通じて編集・配布されているため、長らくその […]

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イスラム報道-増補版

イスラームが欧米メディアで多くの誤解や無知によって特徴づけられていると論じた一冊。パレスチナ問題を中心に据えているわけではないものの、現在の中東問題全般の報道における誤った表象は欧米のみならず日本でも垣間見えるものであり […]

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ユダヤ人国家‐ユダヤ人問題の現代的解決の試み

「近代シオニズムの父」と称されるヘルツルの古典的著作。「ユダヤ人を救う唯一の解決法はユダヤ人国家建設のための政治的プランを実行することである」という政治的シオニズムのイデオロギーの原型を提示した。まさに20世紀以降のユダ […]

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France and the Partition Plan: 1947-1948

国連パレスチナ分割決議案からイスラエル建国にかけてフランス政府の行動や対応に焦点を当てた論文。本稿はフランス外務省の機密文書に基づかれており、当時のフランスの中東地域における外交政策決定プロセスの苦悩と混乱が垣間見られる […]

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パレスチナの歴史

パレスチナの入門書として最適な文献。20世紀を中心に古代から現代までパレスチナの歴史が総括的に描かれている。興味深いコラムや資料も掲載されており、パレスチナに関心を抱いている方々なら是非とも手元に置いておきたい一冊である […]

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Plan Dalet: Master Plan for the Conquest of Palestine

ナクバ40周年を機に発表された論文。すでに初版においてパレスチナ難民発生に関するダレット計画の重要性を指摘していたが、改訂版である本稿ではヘブライ語で書かれたダレット計画の英訳版を付け加えるなど、難民化とダレット計画の不 […]

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(パレスチナ人たち) فلسطينيون

PASSIAによるパレスチナ人名録の第二版である。オスマン帝国領時代から、現代まで数百人におよぶ人名録であり、政治的指導者のみならず、作家や歌手、研究者、社会組織代表など幅広く掲載されている点で参照の価値が高い。英語版も […]

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The Return Journey: A Guide to the Depopulated and Present Palestinian Towns and Villages and Holy Sites

ヘブライ語で発行された地図のうえに、かつて存在したパレスチナ人の村落や聖域などを重ね合わせた歴史地図である。ネゲヴ南部をのぞき歴史的パレスチナ全域を200近くの図版におさめ、ハイファやナザレなど都市部はさらに詳細な地図が […]

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パレスチナ

PLOによる編集協力のもとで編まれた本文献は、ヤースィル・アラファート(ファタハ代表、パレスチナ解放機構[PLO]議長)やジョルジ・ハバシュ(パレスチナ解放人民戦線代表)、ナーイフ・ハワートメ(パレスチナ解放民主戦線代表 […]

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